
住まいが人や車の往来が激しい道路沿いにあったり、隣家との距離が短い住宅密集地にあると、プライバシーや防犯面などから、窓の視線対策が必要になります。この点、一口に視線対策といっても様々なものがあるので、自分の住まいの条件やニーズ、あるいは家族の生活スタイル等に見合った、最善の対策を選択することが求められます。まず窓の視線対策で最もオーソドックスなものといえば、カーテンやブラインドでしょう。カーテンには大きく分けて、レースと遮光の2タイプがありますが、前者は外部からの視線を遮りながら、同時に採光性にも優れている点にメリットがあります。
他方で後者についても、外部の視線を遮断しつつ、採光を調整できるメリットは見逃せません。これから住まいを新築する、または増改築をするならば、設計段階で窓の位置や大きさあるいは数を調整することも、効果的な視線対策になるでしょう。例えば家が道路沿いにあるならば、その壁面には窓の数を減らしたり、小さいサイズにする、位置を高めに設置するといった工夫が考えられます。また隣家との距離が近い場合も、その方角の窓を極力減らしたり、隣家とバッティングしない位置に設定するといったことも、対策として有効でしょう。
さらに注目したいのが、気になる方向に木や草花を植樹することです。周囲の環境に合わせながら広葉樹や針葉樹、あるいは多年草や花のカラーをチョイスすれば、単なる視線対策だけでなく、住まい全体のイメージアップにも役立つかもしれません。
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