太陽光というのは、虹のように複数の色に分かれています。その中でパープルの光はバイオレットライトと呼ばれており、これが目に必要な成分であることが昨今の研究で明らかになったのです。バイオレットライトの波長は平均すると380ナノメートル程度で、ブルーライトと紫外線の中間くらいに位置しています。LEDライトや蛍光灯に含まれている量はほぼゼロなので、とても貴重な成分なのです。

しかし市販されているメガネでは、太陽光を浴びたときにバイオレットライトもカットしてしまいます。つまりメガネを常時掛けていると、目に必要な成分が不足してしまうこともあるのです。この不足する事態を解消するために、近年はブルーライトや紫外線を遮断しつつも、目に必要な成分は効率良く取り入れるメガネが開発されました。一見するとUVカットレンズのように見えますが、バイオレットライトはしっかり吸収してくれているのです。

このメガネは、中高年よりも成長期の子ども世代から重宝されています。小学生のうちに近視なってしまう児童は年々増加していますが、この商品が普及することによって近視の増加傾向に歯止めがかかることが期待されているのです。しかしバイオレットライトというワードを使用しながら商品をPRしても、子育て世代にはいまいちピンと来ない一面もあります。そこで大手のメガネメーカーは親子で参加するワークショップを開催して、目に必要な光や視力が低下するメカニズムをわかりやすく説明するようになりました。

商品を売るだけでなく目の健康を守ることも、企業に課された役割だといえます。

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